東の「ワイシャツ」、西の「カッター」...境界線調査は意外な結果に!?
シンガーソングライター平松愛理の「部屋とYシャツと私」は、今も歌い継がれる名曲として世に知られている。
神戸出身の彼女なら「部屋とカッターシャツと私」と歌ってもよさそうなものだが、Yシャツ(ワイシャツ)の方が伝わりやすく、また発音しやかったのかもしれない。
カッターシャツという名称は西日本で定着しているといわれるけれども、実際のところはどうなのか。
「ドレスシャツ」は2.4%の支持。英語圏ではこれが正しい言い方だが、一度定着した呼び方はなかなか変わらない。
地方別の傾向をみていくと、東北地方はワイシャツが100%の支持率。関東以西になるとカッターシャツの得票率が徐々に増え、東京と神奈川は20%を超える。
関西はカッターシャツの得票率がワイシャツをわずかに上回る。中・四国は4割弱で、ワイシャツ県とカッター県が混在する。九州も両名称が支持を2分している。
全体的には、愛知~石川あたりからカッター派が増える傾向にある。しかし、上述の通り西日本でもワイシャツ派が強い地域が点々と存在しており、単純に「西日本=カッター」とは言い切れないのが興味深い。