首都圏で「居抜き」の小型フィットネス増加の事情
食品スーパーがフィットネスに!?
筆者が先日見かけたのは、新宿区内に新しくできたフィットネスクラブ。ビルの1階を使ってやっているのだが、
「あれっ、ついこないだまで食品スーパーだったのに......」
精肉などが比較的安く買えたお店が、ぜい肉を落とすためのフィットネスに早変わり。その時は単に驚いただけだったが、それから注意して街を見回してみると、こうした居抜きの小型店舗が、あちこちにあることに気付いた。
小型店舗は以下の点で共通している。
1.24時間営業
2.プールやスタジオがなく、トレーニングジムのみ
3.スタッフはだいたい1名で夜間は留守。その代わりセキュリティカメラがある
4.入浴はシャワーのみで湯船はない
5.総合型の月会費は1万円前後だが、それよりも数千円安い
2014年8月、筆者は東京メトロ有楽町線江戸川橋駅前にある「FASTGYM24」の無料体験キャンペーン(すでに終了)に参加した。
FASTGYM24はティップネスの新業態。2014年は首都圏を中心に10店舗、2020年までに200店舗の出店を目指すという。1号店は東京都豊島区要町に今年の3月10日開業した。
5店舗目の江戸川橋店は6月23日にオープン。月会費は店舗によって異なるが、同店は7200円(税別)となっている。
1階にファミリーマートが入っているビルの2階にクラブはある。駅入口はすぐ横だ。
セキュリティカードがないと入館できないため、電話予約した時間にインターフォンを鳴らし、スタッフに1階まで迎えに来てもらった。