首都圏で「居抜き」の小型フィットネス増加の事情
2014.10.10 18:48
小型店舗が増える背景は?
筆者が次に向かったのは、同じ有楽町線の地下鉄成増駅近くにある「デイオス24」だ。野村不動産系のフィットネスクラブ・メガロスの別業態で、成増店は2014年1月に1号店としてオープンした。月会費は6600円(税別)。
こちらの店舗も居抜き物件で、駅出入口の隣にある。アポなし訪問だったが快く見学を受け入れてくれた。男性スタッフはがっしりとした体格で、話しぶりからして体力づくりに関する知識も豊富そう。
設備構成はFASTGYM24と基本的に一緒だが、施設面積が約391平方メートルでやや広め。FASTGYM24江戸川橋店のストレッチスペースはやや窮屈な印象を受けたが、デイオス24はゆったりしている。
成増店ができた理由についてスタッフに尋ねると、
「東京五輪開催で建築費が高騰していますからね」
と教えてくれた。
大型店舗に適した物件が減ってきていることや、3.11以降、電気代が上がっていることも影響しているに違いない。