「お隣さんが我が家を、『児童虐待家庭だ!』と通報しました...」(静岡県・20代女性)
日々の暮らしの中では、ご近所さんから迷惑をかけられるばかりではなく、こちらが「迷惑をかけてしまう」こともある。
特に子供がいる家庭では、どうしてもつきものなのが「騒音」。
理解のあるご近所さんばかりならいいのだが、相手によっては、静岡県のD美さん(20代・専業主婦)のような怖い目に遭うことも......。
初めての赤ちゃんはよく泣く子で...
結婚してすぐ、旦那と住み始めたときの話です。
私と旦那は出来ちゃった婚で、当時お互いまだ若く、お金がなかったので安いアパートに決めました。6部屋だけの、小さなアパートで築年数もそれなりに経った古い建物でしたが、私たちには十分でした。
妊娠中は実家に頼ることが多く、同じアパートの住人と顔を会わせることがほとんどありませんでした。
なので、事が起きたのは赤ちゃんが生まれて、アパートに戻ってからです。
生まれた赤ちゃんは男の子で、本当によく泣く子でした。
初めての子育てでわからないことが多く、オムツを変えてもミルクを飲ませてもぎゃんぎゃん泣く我が子に、私もかなり参っていました。
アパートなので、お隣の方に迷惑をかけないようになるべく昼間の散歩は欠かさないようにしていましたが、やっぱりお出掛けにも限度があり、家でぎゃんぎゃん泣くことや、夜中になかなか寝てくれないことも多々ありました。
「今度うるさくしたらただじゃすまさないぞ!」
そんなある日です。
最初は右隣の壁がドンドンという音をたてたのに気づきました。
所謂「うるさい」というお隣からの合図だと、さすがの私もわかりました。
だから、今まで以上に物音には気を遣いましたが、赤ちゃんはいつもと変わらず大泣きで......
すると、翌日ピンポーンというチャイムが。
右隣のご主人でした。
彼は「今度うるさくしたらただじゃすまさないぞ!」と怒鳴って去っていきました。
凄い形相だったので、怖くて旦那と警察に相談にいきましたが、
「何かあってからでないと対応出来ない」
「今の時代、自分の身は自分で守らないと」
というようなことを言われてしまい、途方にくれました。
ドアを開けると、児童相談所が...
それから私が熱を出し、散歩などとても出来ない状態に。
赤ちゃんの世話があるので実家の母を呼んで寝込んでいると、再びチャイムが鳴りました。
母に出てもらうと、児童相談所の方々でした。
近所の方の通報で、虐待が行われていると電話があったので、子供の安全を確認しに来たそうです。
児童相談所の方々は誰とは言いませんでしたが、右隣の人が通報したのは明らかでした。
それから私と旦那は次のアパートに引っ越しました。
世の中いろんな人がいるんだなって、初めて怖くなりました。
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