北海道のお盆の謎風習「ローソクもらい」、乃木坂46・橋本奈々未が語るその内容とは?
もらうのはローソクじゃなくて菓子やお金!?
ローソクもらいが行われるのは北海道の七夕である8月7日(地域によっては7月7日)。子供たちが集団を組んで近所の家々を回り、玄関の前で次のように唄う。
「ローソク出せ~出せよ♪ 出さないと かっちゃくぞ♪ おまけに 噛み付くぞ♪」
多くの家庭では子供たちの来訪に備えて、大量のお菓子を買い込んである。唄を聞いた家の人が玄関から出てきて、「よく来たね」と言ってローソクとお菓子を渡す。
ちなみに、かっちゃくとは北海道や東北の方言で「引っ掻く」という意味だ。かっちゃくではなく普通にひっかくと唄うケースもある。
この風習は北海道全域で行われている。お盆に子供たちを参加させるため、お供えに必要なローソク集めさせたのが起源といわれている。ローソクがメインだったが、いつのまにか菓子が配られるようになった。
前述の橋本さんによれば、お菓子を準備していない家は「今年は忘れちゃったから、これで買っておいで」と言って100円程度のお小遣いをくれたりする。また趣旨を理解していない家だと、そのまんまローソクだけ出されることもあるという。子供たちのがっかりする表情が目に浮かぶようだ。
「ろうそく」出せ~出せよ(YouTubeより)
ローソク出せ男の子3人(YouTubeより)