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北海道のお盆の謎風習「ローソクもらい」、乃木坂46・橋本奈々未が語るその内容とは?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.08.11 19:49
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日本全国には他地域には知られない謎の風習がたくさんあるが、北海道では毎年夏、和製ハロウィーンというべき行事「ローソクもらい」がある。

女性アイドルグループ乃木坂46のメンバー・橋本奈々未さんは北海道旭川市の出身。2013年8月に放送された「乃木坂って、どこ?」(テレビ東京系)で、その独特な風習について彼女は語っていた。

写真はイメージです(vaboo.comさん撮影、Flickrより)
RIMG0984

もらうのはローソクじゃなくて菓子やお金!?

ローソクもらいが行われるのは北海道の七夕である8月7日(地域によっては7月7日)。子供たちが集団を組んで近所の家々を回り、玄関の前で次のように唄う。

「ローソク出せ~出せよ♪ 出さないと かっちゃくぞ♪ おまけに 噛み付くぞ♪」

多くの家庭では子供たちの来訪に備えて、大量のお菓子を買い込んである。唄を聞いた家の人が玄関から出てきて、「よく来たね」と言ってローソクとお菓子を渡す。

ちなみに、かっちゃくとは北海道や東北の方言で「引っ掻く」という意味だ。かっちゃくではなく普通にひっかくと唄うケースもある。

この風習は北海道全域で行われている。お盆に子供たちを参加させるため、お供えに必要なローソク集めさせたのが起源といわれている。ローソクがメインだったが、いつのまにか菓子が配られるようになった。

前述の橋本さんによれば、お菓子を準備していない家は「今年は忘れちゃったから、これで買っておいで」と言って100円程度のお小遣いをくれたりする。また趣旨を理解していない家だと、そのまんまローソクだけ出されることもあるという。子供たちのがっかりする表情が目に浮かぶようだ。

「ろうそく」出せ~出せよ(YouTubeより)

ローソク出せ男の子3人(YouTubeより)

最近では廃止する地域も...

道民の中にはこの風習が全国で行われていると信じている人もいるようだ。

治安の悪化などの理由でローソクもらいをやめる地域も出ているが、子供だけでなく菓子をあげる大人の間でも、代々受け継がれた風習として楽しみにしている人は少なくない。

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