「プール監視員」不足! 西宮の小学校、夏休みのプール解放できない事態に
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年7月25日放送で「プール解放監視の問題」について取り上げていました。
子どもたちにとって夏の楽しみと言えばやっぱりプールなのですが、兵庫県西宮市である異変が起きているようです。
2014年の夏休みのプール解放を、西宮市の小学校の3割が中止することを明らかにしました。
西宮市でプールの監視・運営を行っていたのは、学区ごとに住民や保護者を集めて作るスポーツ団体「スポーツクラブ21」です。
2014年の5月、西宮市から各スポーツクラブ21に対して、"無償"であってもプールの監視を行う者は、ライフセーバーなどの有資格者もしくは1.5時間の講習を受けた者が行うようにとの要請があったのだそうです。
これを受けて、3割の小学校がプール解放を断念するに至りました。
"有償"のプールの監視は警備業者のみ
プール解放の監視にはさまざまなパターンがあるそうで、たとえば大阪市では、救命などの講習を受けた先生と保護者が監視を行っています。
宝塚市では安全性を高めるために"有償"で外部業者に委託をしています。
この外部業者も、警備業法の認定を受けた警備業者しか委託をすることができない決まりになっています。
また、警備会社の立場からするとプール解放の監視は人材確保が大変なために、割に合わない仕事だそう。
今後、安全性を確保しながらも、子どもたちの夏の楽しみも奪わないように、プール解放が進められることを望みますね。(ライター:ツカダ)