半数が廃止...「ご当地検定」が各地で失敗に終わっている理由
2014.07.19 06:05
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年7月8日放送で「ご当地検定」について取り上げていました。
それぞれの土地の郷土愛が生んだもののひとつの"ご当地検定"。
その検定数はここ数年で廃止が相次ぎ、2009年に135あったものが、2013年には77と半分ほどに減っています。
廃止の理由としては、公的補助金のカットや受験者の減少があるといいます。
最初は興味本位で受験するものの、話題作りで終わってしまったり、地元の人が受験することが多く、1・2回受験するとそれで満足するという背景があるようです。
また、出題する方も「ご当地」に限った問題を考えるのも一苦労...という一面もあるんだそうです。
検定で"京都通"の極みを目指す
そんな中にあって、変わらず人気を保っているのが、「京都・観光文化検定試験」です。
京都・観光文化検定試験は京都商工会議所が主催し、京都の歴史、文化、神社・寺院、祭りや行事、工芸、暮らしなど、幅広い切り口で"京都通"度を認定する試験です。
2014年で11年目を迎え、全国から毎年平均7500人もの人々が受験しています。
試験は1級から3級まであり、前回の合格率は、3級が61.7%、2級が56.1%。そして1級は4.3%という難しさなのです。
この難易度も、「京都を極めて"京都通"を名乗りたい!」と思う人たちの受験欲をかき立てているのかもしれませんね。(ライター:ツカダ)