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高知県の婚活応援サイト「高知で恋しよ!!」の本気度が高い

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.07.14 18:16
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「新婚旅行の祖」坂本龍馬を生んだ高知県。情の深いイメージから、恋愛や結婚もお盛んという先入観が他県民にはあるけれども、生涯未婚率と平均初婚年齢は全国平均を上回る。
2010年の国勢調査によると、50歳の時点で男性の4.5人に1人、女性の約8人に1人が未婚で、平均初婚年齢は男性が30.7歳、女性が29.2歳となっている。

少子化問題を少しでも緩和すべく県は様々な婚活支援を行っており、その一環として2014年7月7日に始まったのが「高知で恋しよ!! 応援サイト」だ。

高知で恋しよ!! 応援サイトのトップページ
高知で恋しよ!! 応援サイトのトップページ

婚活講座や出会いイベントの情報をウェブサイトとメールマガジンで発信していくほか、独身者を1対1で引き合わせる「婚活サポーター」の紹介なども行っていく。

世話焼きおじさん・おばさんが「婚活サポーター」になってくれる!

すでにさまざまな自治体が「婚活」を支援するサイトを立ち上げている。そんな中で「高知で恋しよ!!」を取り上げたのは、その本気度の高さからだ。

強みは、実績ある「婚活サポーター」を擁していること。ユニークといっては失礼だが、現在81人いる「婚活サポーター」は独身者の結婚をボランティアで応援してくれる人たちで、近所の世話焼きおばさん・おじさんが登録している。
2010年11月から2014年3月までの実績は、相談件数が 3105件、引き合わせした件数が 1282件、交際に至った件数が345件。相談者のうち約11%が交際相手を見つけている。民間の結婚相談所のような派手さはないかもしれないが、相談者の本気度をじっくり見極めてくれそうだ。

現在登録されている婚活イベントは3件。いずれも9月以降の開催で、うち2件は20歳から45歳までが対象で、残りの1件は50歳までが参加可能だ。
自治体が開催する婚活パーティーの参加費は男性3000円、女性3000円が相場だが、9月15日に県立牧野植物園で行われる「出会いのきっかけ応援イベント」は、諸費用込みで男女とも2000円。ギラギラしたパーティーは苦手という人に配慮した内容となっている。

地域コミュニティが激変した今、頼るべきは自治体!?

かつて半分以上の日本人は見合いで結婚相手を決めていた。
国立社会保障・人口問題研究所によると、1930~39年で恋愛結婚だったカップルは全体の13.4 %しかいない。恋愛結婚が見合い結婚を上回るようになったのは1965~1969年である。
他人から見て自分に見合った相手を紹介してもらう――人類の長い歴史を振り返ったとき、見合いスタイルの方がむしろ一般的だ。過疎化で地縁が希薄化してしまった今、自治体の進める婚活支援活動はそれなりに意義がある。
結婚願望はあるけれど、もう伴侶を得ることは無理かも...と思い込んでいる高知県民は、一度相談してみてはいかがだろう。

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