気象庁、「埼玉県沖」に警報発令!?←えっ
2014.07.09 16:25
実は埼玉県、土砂災害のリスクあり!
ところで、埼玉県が2003年に公表した「土砂災害箇所一覧」によると、県内に危険個所は4219もある。内訳は土石流危険渓流が1202、急傾斜地崩壊危険箇所が2907、地すべり危険箇所が110。山地の占める割合が高い秩父地方が中心だけれども、さいたま市にも急傾斜地崩壊危険箇所は45箇所ある。
また1947年9月に発生したカスリーン台風では、利根川が決壊して東部・利根地域のかなりの部分が水没した。利根川はもともと東京湾に注いでいて、江戸幕府が江戸川(もとは渡良瀬川の下流部)、さらに鬼怒川へ人工的に付け替えた。土木技術が発達するまでは水害の多い地域だったのである。
今回の出来事を笑いごととして済ますのではなく、啓示の一種と受け止めて、用心を怠らないことが肝要だ。