神戸でイノシシ大暴れ!「人間襲えば食べ物手に入る」
2014.07.05 06:32
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年6月27日放送で、今年の4月以降、兵庫県神戸方面の住宅街で、相次いでおこっている住民がイノシシに襲われる被害について取り上げられていました。
そして6月24日には神戸市中央区で女子中学生や30代男性など4人がイノシシに襲われ軽いケガをし、さらにその1時間後には取材をしていたテレビ局のカメラマンが太ももなどをかみつかれ、16針を縫うケガをするという被害があったそうです。
イノシシ被害が増えた原因としては、山にいるイノシシがふもとまで降りてきていることにあるとのこと。さらに、イノシシがふもとまで降りてくる理由のひとつは、住民の餌付けにあるのではないかと言われています。
餌付けによってイノシシが人に馴れてしまって人を怖がらなくなったことと、人を襲えば食べ物がもらえるという学習能力の高さが背景にあると思われます。
「イノシシ条例」を改正して餌付けを厳しく取り締まることに
相次ぐイノシシ被害を受けて神戸市では、毎日の警備員のパトロールを開始し、センサーカメラを周辺山間部に設置してイノシシの動向を監視することにしました。
また、餌付けを禁止する「イノシシ条例」を改正し、違反者の名前を公表できるように検討するなど、対策を急ピッチで進めています。
神戸は山がたいへん近い土地なので、イノシシも降りてきやすい環境にあります。住民が安心して暮らせる街づくりが急がれますね。(ライター:ツカダ)