「ないんだな、それが」の人に会いたくて、栃木県に行ってみた
手がかり?ないんだな、それが
栃木県宇都宮市、「オリオン通り」。
JR宇都宮駅から徒歩でおよそ20分、若者も多く集まるにぎやかな商店街の一角――そう、ここは6年前、「ないんだな、それが」氏が街頭インタビューを受けた場所だ。
6年の月日が経っているとはいえ、彼と出会える可能性が最も高いのはこのオリオン通りと見て間違いあるまい。
さらに捜索開始直後、衣料店の店頭で発見したのが、この風神・雷神Tシャツだ。袖の長さが違うので別商品ではあるが、「ないんだな、それが」氏が着ていたのもよく似た風神・雷神Tシャツだった。
また街角には、自転車を派手に改造し、ヘルメットに黒マスクという出で立ちで「○○(店名)の前あたりは俺らがシメてんかんな!」と吼える、まるで漫画のようなヤンキー少年(たぶん中学生)の姿もある。
間違いない、この町こそが彼のホームグラウンド――確信を得た筆者は、アンテナショップ「宮カフェ」で購入した「うつのみやゆめサイダー」でのどを潤しつつ、捜索を続行する。
......約2時間後。オリオン通りを隅から隅まで何度か回ってみたが、「ないんだな、それが」氏は影も見えない。思えば、オリオン通りでインタビューに答えていた、という以外なんの手がかりもない。企画は早くも手詰まりに......。