「萌え寺」了法寺に参詣したら、想像以上にありがたかった
とろ弁天様とご対面!
本堂に安置されていた「とろ弁天」はピンクのニーハイだ。他の仏像類は威厳があって正直ちょっと怖そうだけれども、とろ弁天は親しみやすい。しかし、刀を振り下ろされたらただでは済まなそう。怒らせることをしないよう心を改めたい。
午前中はフリー撮影会で、本堂や境内、稲荷、痛車で自由に撮影することが許された。13時から希望者に対して住職が御祈願。
コスプレショーの会場は本堂で、14時と15時の2回開催された。カメラマンの参加者は12名程度いただろうか。
お気に入りの衣装をまとった約13名のコスプレイヤーが、堂内で決めのポーズを披露する。巫女やセーラームーンの格好をした人もいたけれど、男装の女性が多い印象だ。
本堂の内部は黄金の装飾がキラキラと輝くけれども、基本的には暗い空間。被写体であるコスプレイヤーの持ち時間は1人当り2分程度ということもあって、結構あわただしい。日頃明るい場所でしか撮影したことがないカメラ初心者にとっていい経験になった。
結構な枚数の写真を撮ったけれども、肖像権があるので掲載は見合わせることにした(個人的なお宝にするというツッコミは受け付けません)。
コスプレショーの様子をまとめた動画がYouTubeにアップされているので、そちらをご覧いただきたい。
了法寺のお寺の本堂でコスプレショー(YouTubeより)
「お寺でコスプレなんて......!」と眉をひそめる人もいるかもしれないが、日本では古来、さまざまな芸能が寺社を舞台に演じられてきた歴史がある。それが後世、能などの古典文化にまで成長し、あるいは信仰のきっかけにもなってきたわけで、そう考えればこの催しも、実に日本らしい姿といえるのかもしれない。