「だぎゃ」「なも」どっちが正しい名古屋弁? えっ、「あの言葉」は元々名古屋弁じゃなかったの...
信長、秀吉も使った!?名古屋弁400年の歴史
さらに名古屋弁に詳しい人を求めて、名古屋弁研究歴40年著書も多く、ドラマや舞台の名古屋弁指導も行う、名古屋市天白区の東海学園大学人文学部の安田文吉教授にお聞きしました。
安田教授によれば、どちらも正しい名古屋弁とのこと。その違いは、「なも」は上町ことばで商人が使用したもの、「だぎゃ」は下ことばで庶民が使用したもの、「ござる」は武家ことばで、武士使用したものと、身分の違いによって使用する言葉が違っていたようです。江戸時代の名古屋の地図では、広小路を挟んでしっかりエリア分けされていたそうです。
また名古屋弁はすでに織田信長、豊臣秀吉の頃に出来上がっていたとも言われており、徒然草慰草には「信長公が京都へ来てから、都に住む人に名古屋のことばが多く混じるようになった」との記述もあるとのこと。