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ほぼ直角の斜面を神輿がすごいスピードで滑り落ちる! ●者も出る超危険な祭り「伊庭の坂下し」

織江賢治(おりえ・けんじ)

織江賢治(おりえ・けんじ)

2014.05.04 11:32
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斜面が急すぎて勢いが止まらない!?

そしていよいよ! 三基の神輿は本堂を出ると列になり、第1の難所「僧衣の岩」へと向かいます。

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「やいの、せーの、そーれ!」
「やいの、せーの、そーれ!」
数センチずつ、足場をしっかり確かめながら慎重に。

ここで神輿をどのようにして下ろしていくかというと、そもそも神輿の担ぎ棒は「井」型ではなく、前後に伸びる二本タイプ。

神輿の前面には、神輿を前向きに両手で持ち上げる人と神輿と対面になり、神輿を支えつつ勢いを殺す人の2名のフロントマンがおり、神輿の両サイドには自身の背中で支えるサイドマンが1~2名ずつ。そして背面はロープでつながっており、他のみんながロープを引いて神輿の勢いを調節する......という感じ。

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やっぱり一番の花形がフロントマンで、特に神輿と対面になる担ぎ手は、神輿をどれくらい前に出すか、どの方向に進路をとるかを決める重要な役割。
「やいの、せーの、そーれ!」
と声を枯らして舵を取ります。

だから、もっと豪快にザザザザーっと滑り落ちると思ったら、そうでもない。担ぎ棒が岩につっかえることも多いため、少しずつ少しずつ......というのが最初の印象でした。

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第1の難所「僧衣の岩」
手に汗握る難所の連続!
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