梅干しに玉ねぎが合うってホンマ？！ 苦手な人でもイケちゃう

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年4月15日放送で「梅あぶら」について取り上げていました。

大粒で果肉が厚くて柔らかく美味しい紀州南高梅の産地、和歌山県田辺市。田辺市の山間部に位置する石神地区は標高400mの山々に囲まれた集落で、元々痩せた土地だったために江戸時代から梅作りが推奨されたといいます。

それからというもの、これほど梅に愛された土地は他にないというほどに美味しい梅が取れる産地になりました。山が海風を受けて土地にミネラルを落としてくれることと、土地の水はけの良さが梅作りに好環境だったそう。

絶妙な酸味と甘みがクセになる「梅あぶら」

田辺市で梅の栽培から製造販売までを一貫して行うお店「株式会社濱田」で作られているのが、「濱田　石神邑　梅あぶら」です。

酸味のバランスの良い、しそ漬梅干しの種を取り除いて、なめらかになるまで包丁でたたきます。

よくたたいた梅干しのペーストと合わせるのが、なんと"玉ねぎ"。みじん切りにした玉ねぎを米油で低温で揚げて甘みを出し、梅干しのペーストと合わせます。

隠し味として、コクを出す乾燥ベーコンと味のバランスを整えるゴマを入れるのがポイント。梅の絶妙な酸味と玉ねぎの甘みがまろやかに溶け合った味が、ごはんはもちろん豆腐や厚揚げ、餃子などにたいへん合います。

もしかしたら、「梅はちょっと苦手･･･」という方でも美味しく食べられちゃうかもしれませんね。（ライター：ツカダ）