10年で売り上げ6倍！ 福山の地場スーパーがすごい

［テレビ派‐広島テレビ］2014年1月30日放送内で、福山市に本部を置き広島県や岡山県に２６店舗を展開し快進撃を見せる人気スーパー「エブリイ」が紹介されました。

「鮮度」で勝負！スーパー快進撃の理由

日本チェーンストアに加盟している全国のスーパーマーケットの売上高が年々右肩下がりの中、エブリイはこの１０年で売上高を６倍以上に。１０年前７０億円だった売上は４２３億円にまで伸び７期連続の増益を目指しています。

全国からも注目を集めるその好調、支える最も大きな要因は「鮮度」へのこだわりだと言います。

「まとめて加工した方が人件費も下がり作業効率も上がる。でも出来立ては提供できない。我々としては鮮度・温度を売っていくことにこだわった結果」と語ったエブリイ経営企画室の岡崎浩樹室長。

その好例が、福山に１月リニューアルオープンした、鮮度にこだわり抜いた店「鮮Ｄｏ！壱番館エブリイ本庄店」です。

和牛が半額、産地直送の野菜が並ぶスーパー

たとえば精肉コーナー。本庄店では専門店化した「肉匠たなか」がＡ４等級の黒毛和牛が通常の半額近い値段で、毎日提供しているとか。和牛の１頭買いや実演販売で売り上げを伸ばしています。

総菜コーナーでは、目の前でお好み焼きが焼かれています。こだわっているのは温度。昼時に合わせて弁当などの調理を始めなるべく暖かいものを提供するようにしています。

鮮魚コーナーでも、毎日鮮魚コーナーの担当者が、店舗ごとに市場へ仕入れに。店頭に並ぶ魚は水揚げから１８時間以内です。

こうした取り組みの結果、本庄店ではリニューアル前に比べ２０％アップしました。

逆風に立たされるスーパーマーケット業界で業績を上げ続ける地方発のスーパーは、ひたすら鮮度の追及というゆるぎない信念で消費者の心をがっちりと掴んでいます。（ライター：広島っ子）