広島県の湯崎知事「広島は東京のようにはならないので...」

［テレビ派‐広島テレビ］2014年1月14日放送内で、広島県の湯崎英彦知事が広島の将来像を「商圏は市内中心部に集約するのが望ましい」とし、その上でまちづくりを進める考えを広島県庁の定例会見で示したと伝えられました。

郊外型大型ショッピングセンターの進出は

「広島は東京のように渋谷も池袋も銀座もありますというようには絶対にならないので、商圏の中心というのは1つはっきりしていたほうがいいと思う。それは紙屋町・八丁堀だと思う」

これは、湯崎知事が会見で郊外型の大型ショッピングセンターが相次いで進出していることについて述べたものです。

広島県内では2015年春に廿日市市に大型ショッピングモール「ゆめタウン廿日市（仮称）」が完成予定で、同じく2015年の開業を目指す「イオン西風新都（仮称）」も広島市佐伯区に進出します。

これについて湯崎知事は、商業の中心を紙屋町や八丁堀など市内中心部に集約することが都市の求心力の向上につながるとの認識を示しました。

また整備が進む広島駅北口の二葉の里地区で唯一売却先が決まっていない土地については、特徴のある施設を期待したいと述べました。広島の商圏の将来像について今後も注目が集まります。（ライター：広島っ子）