JR九州女性社員の「手書き新聞」が面白い
2014.01.09 12:18
「鉄聞」というフリーペーパーをご存じだろうか。新聞ではない、「てつぶん」だ。
JR九州・東京支社の社員が制作しているもので、すべて手書きで描かれている。創刊から約3年半、最近では「日本フリーペーパー大賞」でも表彰されるなど、人気がぐいぐい高まっている。
フリーペーパー読者投票部門で全国1位
ペンと色鉛筆で描かれた電車に、手書きの文字、写真はすべて切り抜いて張り付けてある。ちょうど手作りの壁新聞のような雰囲気だ。イラストなどは決して上手いとは言えないけれども、なんとも言えない温かみがある。
A4判1枚で、JR九州の列車や沿線のスポットを毎号取り上げる。最新号(Vol.18)は「ゆふいんの森で行く鹿児島本線・久大本線のたび」がテーマで、博多~別府間の温泉や名物メニューを紹介している。若手の女性社員中心に、すべて手作りで製作しているという。
2011年8月、「JR九州のたのしい列車を、全国に広めたい!」という思いから創刊された。当初は都内のフリーペーパー専門店でごく少部数を頒布するのみだったが、徐々に話題が広がり、最近では日経新聞など大手メディアでも取り上げられるように。2013年12月には、日本フリーペーパー振興協会主催の「日本フリーペーパー大賞2013」で、読者投票部門の1位を獲得した。
現在は渋谷PARCOの「ONLY FREE PAPER」など都内18か所で約500部を配布しているという。JR九州・東京支社のウェブサイトでもPDF版が公開されている。