くまモン人気に地元は辟易? 「熊だったはずが天狗に」の評も
関ジャニ∞の村上信五とコラムニストのマツコ・デラックスが出演する「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)は、世間の話題に首を突っ込むバラエティ番組。2013年12月23日で取り上げられたのが、熊本県の公式マスコット「くまモン」だった。
県庁への申請が通れば、誰でも著作権無料でくまモンのデザインを使うことができる。これまでバイクや仏壇、ホテルの特別ルームなどユニークな商品が登場した。
今年プロ野球日本一になった楽天イーグルスの経済効果は約224億円と試算されているが、くまモンの経済効果は1000億円以上といわれている。今年6月に実施されたキャラクターイメージ調査好感度によると、くまモンの人気はミッキーやキティを上回った。
もはや「県のキャラクター」ではない...
そんな人気絶頂のくまモンを冷ややかに見ているのが、ほかならぬ熊本県民だという。「正直興味ない」「売れている理由がよく分からない」「そのうち無くなるで」「イラってきました」と、キャラクターそのものに無関心という意見は男性に多い。一方で、最近のくまモンの展開について違和感を覚える意見も出ている。
「いろんな県でくまモンだらけ」
「日本のキャラクターになっている。熊本っていうよりね」
「裏切っているかな熊本」
「天狗だね、天狗」
その典型的な例が「全国ご当地くまモン」だ。東京・浅草の雷門を抱くくまモンや、沖縄名物のシーザーと一緒のくまモンなど、ご当地の名物・名所をモチーフにしたぬいぐるみやストラップが売られている。どこのご当地キャラなのか分からないという声が出るのもこれでは当然だ。
番組ではナレーターが「熊だったはずが天狗になってしまった」と揶揄する始末。
マツコは「くまモンってさ、ちょっと完成度高すぎない? ゆるくないのよ、ピシャッとしている!」と率直な印象を語りつつも、「熊本の人からみたら愛せないかもしれないけど、十分熊本のPRになっている」と前向きの評価をしていた。