くまモン経済効果1244億円 日銀支店試算
2013.12.29 13:23
波及効果はもっと大きい?
くまもとサプライズキャンペーンのキャラクターとして、2010年3月に誕生したくまモン。当初は九州新幹線全面開業までのキャラクターで、熊本や関西地方を中心にPR活動を行っていたが、人気の高まりから県の統一イメージキャラクターとして利用されるようになった。
県の許可を得ればデザインを無料で使用できることから、利用する企業が相次いでいる。
試算の対象期間は、くまモンが「ゆるキャラグランプリ」に優勝した2011年11月から2013年10月まで。経済波及効果はくまモングッズの売上高やイベントによって増加した観光客数などをもとに推計された。内訳をみると2011年が7億円で、2012年が508億円、2013年が729億円となっている。
パブリシティ効果は、テレビで取り上げられた時間と、新聞に掲載されたくまモンに関する記事の面積を調査し、それぞれの広告料金単価を乗じて算出された。内訳は2011年が7億円で、2012年が32億円、2013年が51億円となっている。ただし熊本日日新聞以外の地方紙や雑誌、ウェブなどは試算の対象外で、実際のパブリシティ効果はさらに大きいようだ。