「青森」で検索1位の「かっけ」は食べ物らしい
2013.12.28 07:00
かっけは、餃子の皮のようなペラペラに薄い麺で、小麦粉やソバ粉から作られる。麺打ちの際に切り捨てる「かけら」の部分を利用したことから名付けられたといわれる。南部弁の「かあけえ」(召し上がってください)に由来する説もあり、岩手県北でも食べられている。
麺といってもソバやうどんのように細長くなく、のした状態で三角にカットされる。昆布でだしをとった鍋に大根・人参・白菜などを煮て、しゃぶしゃぶの要領で少しずつ「かっけ」を投入する。固くなったら箸ですくい上げて、ネギ味噌またはニンニク味噌を付けて食べる。
当地は夏に冷たい風が吹き稲が育ちにくく、雑穀と粉食が食文化の中心だった。かっけは安くて腹にたまる家庭料理として古くから親しまれており、八戸や十和田のスーパーには常に置いてあるという。