「舞鶴でもカニは獲れるぞ！」 市がブランド化にテコ入れ

[ちちんぷいぷい‐毎日放送] 2013年12月3日放送で「舞鶴市のズワイガニ"舞鶴かに"」について取り上げていました。

京都府舞鶴市は若狭湾でとれた水産物が多く集まる、京都を代表する漁港の町です。この時期には冬の味覚「ズワイガニ」も数多く水揚げされています。

ところが、舞鶴でカニが水揚げされていることはあまり知られておらず、「カニの空白地帯」とされてきたのです。

有名ブランドに挟まれて

ズワイガニは水揚げされる地域によって、鳥取・兵庫では「松葉ガニ」、兵庫北部の津居山港では「津居山ガニ」、京都・丹後町の間人漁港では「間人（たいざ）ガニ」、福井では「越前ガニ」と呼ばれ、各地でブランド化されています。

このブランド化されたカニに挟まれた土地のせいで、舞鶴のカニは、かつては関西で一番安いと言われていたほどです。

ズワイガニ（hatashさん撮影）

そこで舞鶴市では、舞鶴漁港で水揚げされたズワイガニを「舞鶴かに」という名のブランドで知名度アップを図り、お隣の「間人ガニ」に追いつきたいと盛り上がっています。

まずは昨年「舞鶴かに」を商標登録。「舞鶴かにMAP」を作り、気軽に舞鶴かにを楽しめるよう、28店舗のお店や旅館を紹介しています。

大阪から車で2時間弱と、京阪神からのアクセスがしやすいこともあり、カニの魅力で観光客を呼び込もうと町おこしに取り組んでいます。（ライター：ツカダ）