阪急電鉄で「新型車両1000系」が運行開始

[ちちんぷいぷい‐毎日放送] 2013年11月28日の放送で、この日運行を開始した阪急電鉄の「新型車両1000系」を取り上げていました。

阪急電鉄としては、7年ぶりの新型車両となるそうです。午前10時に阪急梅田駅で出発式典を行った後、神戸方面新開地に向けて出発しました。

騒音と省エネに配慮

1000系の外観は従来の車両とあまり違いはありませんが、最大の特徴は静かさにあります。最新型の低騒音型機器を導入し、新型モーターが熱の発生を抑えられています。

これによって冷却用に風を吹き込む開口部が密閉され、車内に伝わる騒音をこれまでのおよそ4割軽減させることに成功しました。

また、電力を再利用できるブレーキを採用し、運転時に生まれる電気を有効に車両に送ってリサイクルしたり、前照灯を含むすべての照明をLED化したことなどで、消費電力がおよそ半分になるなど、省エネも実現しました。

1000系は旧式の車両から順次置き換えられる予定で、神戸線・宝塚線を走行するということです。東日本大震災を機に電鉄会社も節電が求められ、阪急電鉄を含めて全国的に「省エネ」の新型車両が続々と誕生しているとのことでした。（ライター：ツカダ）