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ピンクすぎる鳥取の無人駅「恋山形駅」がすごいと評判に

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.04.28 14:36
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鉄道駅は周囲の景観との調和が求められる。その点で異色なのが第三セクター智頭急行の無人駅「恋山形駅」(鳥取県智頭町)だ。1日の乗降客数が2ケタに満たない無人駅だが、駅施設が「ピンク」に塗られている。

駅ができたのは1994年のこと。当駅のある場所は同町山形地区。地元の男性が「(人が)来い」「出て行った人が恋しがる」という理由で提案して決まったという。別に地名に「恋」が入っているわけではない。

従来は何の変哲もないグレー系だったが、2013年6月に今の色に塗り替えてしまった。駅名標もハートマークで、雨避けの壁には2次元キャラ「宮本えりお」が描かれている。

恋山形駅(智頭急行のウェブサイトより)
恋山形駅(智頭急行のウェブサイトより)

ハートのモニュメントも設置して、「恋が叶う駅」として売り出している。

2013年10月に放送された「月曜から夜ふかし」でも取り上げられた。当時はフォトスタンドがなく「無人駅で利用者がほとんどいないなのに...どうやってカップルが記念撮影するの?」と番組上で突っ込まれていたが、今年3月末にスタンドが設置され、ハートのシルエットをバックにタイマー撮影できるようになった。

小回りの良さはこれだけではない。同駅に停車するのは普通列車だけで1時間に1本程度で、駅にはトイレもないし、周囲にはこれといった施設もない。そこで鉄道会社は2014年3月のダイヤ改正時に、上下計5本の普通列車が数分間停車するようにした。

1987年に廃駅となってしまった旧広尾線の幸福駅(北海道帯広市)を彷彿とさせるが、恋山形駅の方がベタな雰囲気だ。

鉄道会社のウェブサイトには、「恋山形駅は山間の無人駅です。周辺にはお食事処はおろか自動販売機もありません。また駐車場のご用意も数台しかございませんので、なるべく普通列車をご利用ください」と説明されている。

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