関東人「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは?」 外国人「?」 関西人「???」
カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂――。「天国と地獄」のメロディーにキャッチフレーズをのせ、クマの人形がラインダンスするテレビCMは、東日本在住者なら一度は目にしたことがあるだろう。なお「二番」とは、かつての電話番号に由来するとされている。
このCMは、関東にある文明堂数社が共同で制作し、1960年代前半から放映されたもの。「カステラ一番、電話は二番」までのフレーズは、文明堂総本店(長崎県)や文明堂神戸店(兵庫県)でもCMに使用していたようだが、メロディーなどは異なる。
そのため関東では有名なフレーズだが、未放送地域では知名度が著しく落ちる。ましてや、外国人であれば、知るよしもない。あるツイッターユーザーは2015年11月12日、こんなツイートをしていた。
日本旅行から帰宅したばかりの米国知人が「この指示の解読求む」ってFBに投稿したところ皆勝手な解釈で返事して盛り上がってる pic.twitter.com/oXqmQ9L3IT
— David Shimamoto (@gyokimae) 2015, 11月 12
数字の「1」と皿に載せられたカステラ、「2」と黒電話、そして「3時」を示している掛け時計。前提知識があれば、すぐさまキャッチフレーズのことだとわかるが、初見では何を指しているのか、不思議になるのも当然だ。