うつ病、統合失調症、PTSD――。精神の健康を意味する「メンタルヘルス」の不調が原因とされる疾患(精神疾患)は、単なる個人の病気という枠を超え、今では社会全体が抱える問題となっている。
だが、日本ではメンタルへルスに関する理解はあまり進んでいるとはいえない。これらの病気を十把一絡げに、「ただの甘え」だと見なす悪しき風潮は未だ根強い。
こういった誤解や偏見を和らげ、その正しい理解を促進するためのイベント「向き合うと、変わりはじめる写真展」が、毎年10月10日の世界メンタルヘルスデーにあわせて開催されることになった。