7・8月は桃の収穫の最盛期だ。首都圏で流通している桃は山梨や福島、長野など東日本産が主流で、たいていは赤みを帯びたピンク色をしている。
ところが、桃太郎伝説で有名な岡山市の桃は、他の生産地と違い白っぽい。一玉ずつ袋をかけて栽培しているからで、あたかも箱入り娘のよう。糖度が高くて緻密な味に仕上がり、市場の評価も高い。
おかやま夢白桃(写真はすべて編集部が撮影)
流通量の少ないおかやま白桃だが、2014年8月7・8日の2日間、日本橋口のTIC東京屋外イベントスペースで販売されている。
無料試食もあると知った欲張りな筆者は、夏の旅行客でごった返す東京駅へ向かった。