「なめんなよいばらき県」が生んだ珍グルメ「なめてみそ納豆みそ」...どっちなんだよ!?
もはや日本人の誰もが知っていることだが、茨城県民の納豆愛は普通ではない。チョコにカレー、せんべい――もう他の食材は目に入らないんじゃないかと思うほどだ。
2014年4月に発売された「なめてみそ納豆みそ」は、その名の通り納豆と味噌を組み合わせたおかず味噌。2013年の茨城県キャッチフレーズ「なめんなよいばらき県」を連想するが、被っているんだか、矛盾しているんだか......。
商品ラベルには両方が併記されていて、「なめられたくないのか、なめてほしいのか、結局どっちなんだよ!」と突っ込みをいれたくなる(参照:「なめんなよいばらき県」が、長年の県民性を変えようとしている)。
県内の道の駅限定商品ということもあり、全国的な知名度はこれからといったところだが、アンテナショップ「茨城マルシェ」(東京・銀座)でも発売が始まった。2015年1月9・10日は試食販売会が行われた。
味噌と納豆は、どちらも大豆の発酵食品。あえて融合させる意味はどこにあるのか――そんな疑問が脳裏から離れず、かえって好奇心で胸がいっぱいに。
北風厳しい1月のある日、筆者は味見をするために同店を訪れた。