マツコ、関西人を「バカ舌」と揶揄 薄味のつもりが「塩分濃い」
食文化について関西人がことあるごとに口にする「上方は薄味やさかい、関東の食べ物は塩辛くてよう食べられへん」。これが真実なのか検証したのが、2013年11月4日(月)放送の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)だ。大阪出身のMC村上信五は、次のように語る。
「おいしい、イコールちょっと薄い。これでずっと育ってきた。薄さの中の旨みを気づけへんおたくら関東人、可哀そうでんな~」
そこで番組は全国発売のカップうどんを調査した。メーカーは関東と関西で味を変えていて、関東向けの方が汁の色が濃い。ところが塩分濃度を測定すると、関西の方が高かったのだ。
醤油も同様だ。つゆの色が濃いから塩辛いというわけではない。しかし番組スタッフが京都の人たちに関東のソバを食べてもらい、「関東の方が塩分濃度は低い」と説明しても、なかなか理解してもらえない。
「あっ、辛いです」「濃いっていうんですか、しょっぱい感じがする」「色がね、パッと見たときにちょっと濃いそうだなって。京都の色はもっと薄い」「薄い方がおいしそうに見えるね」
そんな関西人に容赦はしないマツコ・デラックス。
「こんな繊細な味で味覚を感じるほど、高度な食文化と舌を持っていますって言いたいんでしょ。でも、実際はああじゃないですか。バカ舌はあなたたちじゃないですか」
塩分濃度が高いことは知っていました、悲しいです...としょぼくれた村上を見て、マツコは「関東の調理法はみんな茶色くなる。品の良さみたいなものは関西の方があると思うの」と大人のフォローをしていた。
ただ、関東の方が出汁の味が薄く味が単純なので、醤油の味がまろやかにならず、塩分が薄くても辛く感じるのは間違っていないという説もある。そのあたりのメカニズムまで、できれば突っ込んで欲しかった。