「みかんの皮をどれだけ遠くに投げられるか」世界一を決める謎大会が静岡で開催へ
寒い冬はこたつに入って、みかん食べながらTVを観て過ごすのがやはりいちばんだ。そのみかんの産地である静岡県静岡市の清水区で、ユニークなイベントが企画された。2014年12月21日に開催される「清水のミカン 皮なげ大会2014」だ。
「皮なげって、何それ?!」と思うだろう。ルールは簡単だ。みかんを食べ、むいた皮を、その場で投げる! 一番遠くまで投げた人が優勝! ......そのまんまだ! ちなみに、今回が第1回である。「目指せ世界No.1!」とポスターにはあるが、確かにこの大会で優勝できれば世界一だろう。
一見単純に見えるこの競技だが、注目したいのは「投げ方」「むき方」ともに自由とされていることだ。皮の形状による空気抵抗やフォームなど、かなりの工夫の余地がある。極言すれば、俊敏な運動神経と、類まれな身体能力と、磨き上げた技術を競い合い、かつみかんへの真の愛情も試されるという、「未来の伝統競技?」(自称)となりうる可能性を秘めている......のかもしれない。
主催は、JAしみず。静岡市清水区はみかんの名産地と知られ、全国各地へ8000トンほど出荷されているが、意外なことに地元の消費量が少ないという。清水のみかんを地元の人々に知ってもらいたいと、企画された。
上位3人には豪華賞品が贈られる。優勝者には、なんと清水産のみかんセット! 準優勝、第3位にもみかんをたっぷり。
中学生以上「大人の部」と、小学生以下「子どもの部」があり、先着300人まで参加できる。参加料は1人100円だ。場所は、清水駅前銀座アーケード街。10時から受付開始、10時40分から競技開始予定。農産物販売、みかんの皮むきアート体験などのイベントもある。