作家を応援するなら「古本ではなく新刊を」 古本扱う書店にまさかの掲示、その狙いは?
2019.08.03 20:00
東京・埼玉に展開する書店「ブックスタマ」(本社:東京都福生市)が店内に掲げている張り紙が、ツイッターで話題を呼んでいる。
古本屋なのにこれをかけることってとってもすごいことだと思うんだ pic.twitter.com/ntdy06wsRn
— 華氏改め麦星 (@Kashi_mozigaki) 2019年7月22日
「著作権について」と題された掲示物には、以下のように書かれている。
「お客様が本にお支払いいただいた代金の何%かが、『著作権料』という形で、著者の収入になります。
古本を買った場合は、その『著作権料』は一切発生しません。
つまり、古本を買っても著者の収入にはならないのです。
もし、お客様がある作家のファンで、その作家のことを応援しようと思っていらっしゃる なら、古本ではなく、『新刊本』を購入するよう、お勧めいたします」
掲示物の右下には「代表取締役 加藤勤」と書かれ、代表からの直接のメッセージととれる。
実は、この店舗では新品の書籍だけでなく古本も扱っている。にもかかわらず、古本を買うのをためらう人も出るかもしれないこの張り紙。いったいなぜ、そんなものを掲示しているのだろうか。
Jタウンネットは2019年7月29日、代表の加藤さんに意図を聞いた。