背後からやってきたワンボックスカーが眼前に停車。ドライバーの男性に中から声をかけられて...(静岡県・20代男性)
あんな大人になりたい――。
静岡県の20代男性(投稿時)・Kさんにはそう思う人が居る。
それは彼が困っているときに助けてくれた見知らぬ人で......。
<Kさんからのおたより>
その日、私は家から片道20キロメートルほどの道のりを歩き、郊外に位置する湖のほとりに出掛けていました。
現地への到着が予定していた時間よりも遅れてしまい、帰路についたのは日没まで間もない午後5時過ぎでした。
しかし、持病のヘルニアが災いし、腰に違和感を覚え始め、まるで追い討ちをかけるように左足の裏にマメができてしまい......。
道中で気がつきましたが、履いていたシューズのインソールが入っていない状態で家を出てしまったことが原因のようでした。
背後からやってきた車が
私はなるべく負担を抑えようと、足をかばいながら歩みを進めていました。
そこへ背後から白いワンボックスカーがやって来て、私の眼前に停車し、ドライバーの男性が
「乗って行きますか ? 」
と声をかけてくれました。
私は驚きと申し訳なさがありつつも、ご厚意に甘えてクルマの助手席に乗り込みました。
すると、車内でドライバーの男性が、一度は横を通り過ぎたが、私の歩き方が不自然なことを見抜き、Uターンまでしてわざわざ引き返してくれたことを教えて下さいました。
それに「ただのお節介だから。気にしないで」と仰ってもいました。
私はそれを聞いて、ありがたさを感じると共に、自分の無茶な行動を恥じました。
そして、自宅から程近いパチンコ店の駐車場でクルマを降り、ドライバーの男性と別れました。
初対面の方にここまで親切にされたのが初めてだったこともあり、ただただ頭を下げることしかできませんでしたが、何をどうやって感謝の意を表すことが正しかったのか......。
車がパチンコ店に向かう際に自分の背負っていたバックパックの中身を思い出したのですが、買い物目的の外出ではなかったので持ち合わせもあまりなければ、ある程度の重さにするため出先で使いもしない本を入れてみたりしたことをひたすら後悔しました。
この出来事は一生忘れない体験になりましたし、困っている方を見かけたら、ドライバーの男性のようにためらうことなく手を差し伸べられる、それを実行に移すことができる立派な大人になりたいと切に思いました。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
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