Jタウンネットの読者・Sさんが語ってくれたのは、姉が高校生の時に体験したという出来事だ。 その日、部活を終えて家に帰ろうと自転車をこいでいたSさんの姉は、突然横から蹴り飛ばされて......。 部活を終えて帰っている途中に(画像はphotoAC) <Sさんからのおたより> 私の姉が高校生の時の話です。時は昭和58年だったと記憶してます。 部活(吹奏楽)で遅くなり夜8時頃に自転車で家路を急いでいました。車通りも多少ある県道でした。田舎なので脇には田んぼが広がっていました。 そんな道路を自転車で走っていた姉は、後ろから自転車で走ってきた男性に横から蹴飛ばされました。 恐怖で体が震えて... 姉は道路脇の田んぼに転落。田んぼとは言っても道路から1メートルぐらい下になってました。 姉は訳が分からず混乱しました。「なんで......」。走り去った男性は学ランを着た高校生だったそうです。 田んぼとは言っても季節は冬、水が張られていなかったのは幸いだったのかもしれません。ケガも打撲だけですみました。 田んぼにけり落されて(画像はphotoAC) ただ、1メートル下の田んぼに落とされたので、自転車を上げる必要があったのですが、恐怖で体が震え、くわえて小柄な姉には上げる事ができません。 そこで、自力で自分だけ道路に上がり、誰かに自転車を上げてもらうのを手伝ってくれる人を探しました。 そんな時に、民間のガレージっぽい中から男性数人の声が聞こえたそうです。 混乱していた姉はガレージに行き男性たちに声をかけようとしました。 しかし姉は男性達を見て固まってしまいました。 くわえタバコでバイクをいじる男たち ガレージに居たのは、いかにもガラの悪そうな、暴走族風のお兄さん達だったのです。 くわえタバコしながらバイクをいじっていたそうです。 男性達もなんで自分たちのところへ小柄な真面目そうな女子高生が1人で訪ねてきたのか分かりません。 タバコの男たちも困惑(画像はphotoAC) 無言で立ち尽くす姉にお兄さん達は「どうしたの?」と聞いてくれたんだとか。 姉は震える声で田んぼに転落した一部始終を話し、自転車を上に上げれず困った話をしました。 すると男性の1人に「そりゃひどい。場所は?」と言われ、案内すると男性達は自転車を道路に上げてくれましたといいます。 彼らは口々に「こんなかわいいお姉ちゃんを田んぼに落とすなんて酷い話だよ!」と笑いながら言ってたそうです。 丁寧にお礼を言った姉にお兄さん達は「また田んぼに落とされたら声かけてくれよ!」と言って見送ってくれたそうです。 酷い目にあった姉ですが、お兄さん達の明るさに助けていただいた上に、気持ちも救われたと言ってました。 あなたの「やさしい思い出」、聞かせて! 名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。 Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。 読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。 読者投稿フォームから送る 公式XのDMで送る メールで送る (※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)