神奈川県は箱根の初夏の風物詩「あじさい電車」が、2026年も運行スタートする。 今年は6月12日~30日に沿線ライトアップを実施。さらに、6月13日~30日には夜限定の特別列車「夜のあじさい号」も運行される。レトロな登山電車と夜の紫陽花が織りなす景色は、SNSでも毎年話題になる人気イベントだ。 レトロな列車と紫陽花の組み合わせが幻想的 (画像は小田急箱根グループ公式X「箱根ナビ」の2025年の投稿より) ところで、「あじさい電車」と「夜のあじさい号」って、運行時間が違うだけ?と思っている人も多いのではないだろうか。名前が似ていてややこしいが、実は時間以外にも大きな違いがある。 そもそも「あじさい電車」とは、この時期の箱根登山電車の愛称。箱根湯本駅から強羅駅までを結ぶ路線で、急勾配をゆっくり登っていくのが特徴だ。 途中には有名な"スイッチバック"もあり、山あいをガタンゴトンと進む感じがなんとも箱根らしい。 そして6月になると、線路沿いに咲く約1万株のあじさいが見頃を迎える。特に小涌谷駅?彫刻の森駅周辺は、"あじさいの壁"みたいな景色になることで有名。これぞ"あじさい電車"という光景が広がる。 しかもこの時期、夜には沿線ライトアップも実施される。 ここで登場するのが、「夜のあじさい号」。 これ、実は「あじさい電車」とは別の特別列車なのだ。 「あじさい電車」と「夜のあじさい号」の違いは? 「夜のあじさい号」この景色、かなりエモい (画像は小田急箱根のニュースリリースより) 「あじさい電車」が全席自由席なのに対し、「夜のあじさい号」は全席指定席。ライトアップ区間ではあじさいが楽しめるようにゆっくり進み、途中で記念写真のための停車もしてくれる。 さらに車内の灯りを落としてくれるので、窓いっぱいに広がる紫陽花がかなり幻想的に見えるらしい。夜のあじさいが最大限楽しめる工夫が盛り込まれている。 電車の外には「あじさいの壁」(画像は小田急箱根グループ公式X「箱根ナビ」の2025年の投稿より) 違いをざっくりまとめるとこんな感じ。 【通常のあじさい電車】 ・通常運行の箱根登山電車 ・昼も夜も全席自由席 ・途中乗車・下車可能 ・ライトアップされたあじさいも見られる 【夜のあじさい号】 ・夜限定の特別観光列車 ・通常運賃+500円の全席指定席 ・1日2便限定 ・徐行運転や記念撮影のための停車あり ・車内の照明を落として幻想的な景色が楽しめる ・お土産にあじさい電車オリジナルうちわがもらえる 車窓からの景色(イメージ、画像は小田急箱根のニュースリリースより) つまり、「ふらっと気軽に楽しむ」なら通常のあじさい電車。 「せっかくならじっくり浸りたい」なら夜のあじさい号をおすすめしたい。 2026年「夜のあじさい号」・夜間ライトアップ概要 沿線ライトアップ期間 :2026年6月12日~6月30日 ライトアップ時間 :午後6時30分~午後10時頃 「夜のあじさい号」運行期間 :2026年6月13日~6月30日 運行区間:箱根湯本駅~強羅駅※途中駅での乗降は不可 座席料金 :大人500円/小児250円(片道)※別途運賃が必要 座席券発売開始 :2026年5月13日午前10時より ※予約・購入はインターネット発売サイトにて 公式サイト「箱根ナビ」: https://www.hakonenavi.jp/topic/16436/ 箱根観光なら「箱根フリーパス」もかなり便利 箱根をおもいっきり満喫できるフリーパス!(画像は公式サイトより) せっかくこの時期に箱根へ行くなら、「箱根フリーパス」の利用もおすすめだ。これは、小田急線の往復に加えて、 ● 箱根登山線 ● 箱根登山バス(指定区間) ● 箱根登山ケーブルカー ● 箱根ロープウェイ ● 箱根海賊船 ● 小田急ハイウェイバス(指定区間) ● 東海バス(指定区間) ● 観光施設めぐりバス(箱根登山バス・小田急ハイウェイバス) といった箱根の主要交通機関が乗り放題になるフリーパス。箱根観光がほぼこれ1枚で楽しめてしまうレベルだ。 「そこまでたくさん回らない」という人には、箱根登山電車が乗り放題になる「のんびりきっぷ」や、登山電車とロープウェイを楽しめる「大涌谷きっぷ」などもある。行きたいエリアや旅のスタイルに合わせて選べるのはかなり便利。 もちろん、"夜のあじさい号"も、フリーパス利用なら座席料金500円だけで乗車できる。箱根観光と組み合わせるならかなり使いやすそうだ。 今年のライトアップイベントは、昨年より一部ライトの数を増やしているそう。もともと幻想的で有名な箱根の夜、さらにパワーアップした光景は見逃せない。「夜のあじさい号」は毎年人気なので、狙っている人は早めにチェックしておこう。