「若い男女が使った席を片付けようとした私。卓上の紙ナプキンを見るとそこには...」 ファミレスバイトの思い出
Jタウンネットにおたよりをくれた「ファミレス店員」さんは、30代女性。学生時代にファミレスでアルバイトをしていた。
バイトはとても大変で、つらい思い出がいっぱい。しかし、涙が出るほど嬉しかったこともあった。
<ファミレス店員さんからのおたより>
私は、学生時代にファミレスでホールのアルバイトをしていました。
忙しい時間以外はホールに1人、キッチンに1人の店員しか居ませんでした。
ホールの仕事は、オーダーの承り、出来上がった料理の提供、食器の片付け、惣菜の軽い準備、会計、溜まった食器を食洗機にセットする、パフェやカキ氷などのデザートを作る、ドリンクバーやスープバーの補充、コップ類の補充、清掃など、マルチタスクです。
その日も一人で、たまたま沢山のお客様が来店されていて、あまりにタスクが溜まり、頭がいっぱいになりながら店内を走り回るような気持ちでバタバタしておりました。
学生男女が使った席を片付けようとしたら...
お客様を待たせてしまう時間や、補充が足りない、座れる席がないなどでトラブルもあり、ベルを何度も鳴らされる方や、怒りをぶつけるお客様なども居られる状況でした。
それが落ち着いた頃、若い男女の学生のお客さんに、「大丈夫ですか?」と声を掛けて頂きました。その時点でその優しさに涙が出そうでしたが、そのお客様方が退店され、テーブルを片付けようとしたところ、あるものを見つけました。
『(パフェの)グラスが欠けていました。大変だと思いますが、がんばってください』
そんな言葉が、ペーパーナプキンにチョコレートソースで書かれていたのです。
声を掛けるのを遠慮して、ペンも持っていない状況で、パフェのチョコレートソースを使ってナプキンにメッセージを書いてくださった......。
学生さんがその手で一生懸命に、優しい労りの心を伝えてくださろうとしている、その気持ちに、胸がいっぱいになりました。家に帰って泣いてしまいました。
バイト中は本当に辛い思い出ばかりでしたが、その時の良い思い出もまた、一生忘れられないと思います。あのお客様方には心から幸せになっていて欲しいです。
あの時は救ってくださりありがとうございました。
あなたの「やさしい思い出」、聞かせて!
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