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「どこやねん思ったら...」「三重に見えん」 異国情緒漂いまくりの「志摩地中海村」に5.8万人興味津々

松葉 純一

松葉 純一

2026.03.11 18:00
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「地中海っぽいですが、三重です」

2026年2月26日、そんな呟きと共に投稿された風景が、X上で話題になった。

「めかぶ」さん(@aybena)の投稿より
「めかぶ」さん(@aybena)の投稿より

白壁の建物が連なるこの町並み、独特な色彩の敷石が続く路地。たしかにどう見ても日本とは思えないが......。

投稿者・めかぶ(@aybena)さんのポストには、5万8000件を超える「いいね」(3月10日時点)のほか、

「三重に見えん」
「どこやねん思ったら隣県でドカ笑い......」
「三重にはまだまだ謎が埋もれている」

といった反応も寄せられ、大いにざわついている。

話題の場所は、三重県志摩市にある「志摩地中海村」だ。

志摩にある村といえば、「スペイン村」が有名だが......「志摩地中海村」とはどんなところなのか?

志摩の地に理想のリゾートを

「めかぶ」さん(@aybena)の投稿より
「めかぶ」さん(@aybena)の投稿より

取材に応じた投稿者・めかぶさんが「志摩地中海村」を訪れたのは2月23日。話題の写真を撮影したのは11時ごろだった。「晴れていて風もなく気持ちが良かったです」と語る。

「今回初めて行きました! 人が結構多くて、人がいなくなるのをひたすら待ちました。12時前には曇ってきてしまったので、ちょうどいいタイミングで撮れたと思います」
「白い壁にかかった赤い花がとても印象的でした」(「めかぶ」さん)

次に、「志摩地中海村」に取材を申し込んだ。

アンダルシアゾーン(志摩地中海村【公式】instagramアカウントより)
アンダルシアゾーン(志摩地中海村【公式】instagramアカウントより)

取材に応じたのは、「志摩地中海村」の取締役支配人・坂 浩二さんだった。

「志摩地中海村」の構想・企画・開発のきっかけについて尋ねると、坂さんはこう答えた。

「志摩地中海村の構想は1989年(平成元年)に始まりました。地中海沿岸の美しい街並みや、ゆったりとしたリゾートの過ごし方に魅了された人々が、『この志摩の地にも理想のリゾートをつくりたい』と考えたことがきっかけです」
「志摩のリアス海岸の景観や温暖な気候は地中海にも通じる魅力があり、日本にいながら非日常感を味わえる場所を目指して、1993年に会員制の別荘村として開業しました。当時はバブル期でリゾート開発の機運が高まっていた時代でもありました」
「その後、2010年7月に会員制別荘村からリゾートホテルへと形態を変え、2018年には宿泊エリアを拡張して現在に至ります」(取締役支配人・坂 浩二さん)

訪れた人が非日常感を感じながら滞在できる「本物の村」のようなリゾートをつくるという、開業当初からのコンセプトは、未だに変わらない、と坂さんは語る。

こだわりは「本物らしさ」

プラザマジョールの噴水(志摩地中海村【公式】instagramアカウントより)
プラザマジョールの噴水(志摩地中海村【公式】instagramアカウントより)

「志摩地中海村」施設内の建築デザインは、スペイン人建築家が手がけたという。こだわりやみどころはどんな点なのだろう。

「志摩地中海村の基本構想とデザインは、スペイン人建築デザイナーのルイス・コルベーラ氏(1936~)が手がけました。建築は創業時に清水建設、近年の増築では竹中工務店が担当しています」
「最大のこだわりは『本物らしさの追求』です。コルベーラ氏と建築担当者、志摩地中海村のスタッフが実際に地中海沿岸を旅し、現地の街並みや空気感を体感しながら、この村のデザインを作り上げていきました。建材やタイル、装飾用の鉢植え、家具などもスペインから取り寄せるなど、細部までリアルな雰囲気の再現にこだわっています」(取締役支配人・坂 浩二さん)

村内は「アンダルシア」「カスティーリャ」「サルジニア」など、地中海沿岸の地域をテーマにしたゾーンで構成。近年増築された「アルハンブラゾーン」では、ムスリム統治時代のスペイン文化をモチーフにしたエキゾチックな景観も取り入れられている。

カステイーリャゾーン(志摩地中海村【公式】instagramアカウントより)
カステイーリャゾーン(志摩地中海村【公式】instagramアカウントより)
「街並みづくりでは、あえて直線的な道路を少なくし、入り組んだ路地や階段、不規則な敷石を配置しています。歩みを進めるたびに新しい景色が現れ、迷い込むように散策する楽しさを感じていただけるよう設計されています」
「もう一つの特徴は、高低差を生かした街並みです。海抜約5メートルにあるレストランから、約20メートルの高さにある宿泊棟へと、緩やかな勾配で村全体が構成されています。坂道や階段を歩きながら景色が変化していくのも、この村ならではの魅力です」(取締役支配人・坂 浩二さん)

長い時間をかけて自然に形成された、地中海の集落のような空気感や、没入感を感じられるよう工夫されているそうだ。

ミコノスゾーン(志摩地中海村【公式】instagramアカウントより)
ミコノスゾーン(志摩地中海村【公式】instagramアカウントより)

「志摩地中海村」では、宿泊者以外でも「お食事やお買い物、散策などを楽しんでいただけます」と、坂さん。「街並みを歩きながら写真撮影を目的に訪れるお客様も多くいらっしゃいます」。現在は、宿泊客と日帰り客の利用時間帯を分けて、案内しているようだ。

XなどSNSの反応の中には、こんな声も......。

「パスポートのいらない海外旅行」

「本当にスペインに来たみたいで、日本にいることを忘れてしまう」
「時間帯で景色が変わりまくるから1泊しかしてないのに満足感がすごい」

ミシュラン1つ星の新バスク料理とのコラボレストラン「リアス・バイ・ココチャ」の人気も魅力的だ。とりあえず一度行ってみたい、筆者はそう感じたが、読者はいかがだろう。

志摩地中海村 志摩地中海村

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