「あの時戻ってきてもらえなかったら、どうなっていたか」 3年前に出会った〝恩人〟に伝えたい感謝
どんどん先に下山していく登山者たち
そうか。こっちか。と思いながら、日が暮れていくのを尻目に本当に数センチずつ歩いていると、後ろから中年の女性が「あら! アイゼンがないの? 六号目までは雪道が続くよ💦なるべく落ち葉の上を行ったらいいよ」と言って私の先を降りて行きました。
まだ九号目あたりで、もちろん周りには誰もいません。
このままで行けばおそらく山で夜を明かすことになるし、暖をとるものはないし、寒さと暗闇に耐えられなくなったら救護を呼ばないとどうなってしまうかわからない。
かと言って簡単に救護なんて呼ぶこともできず、途方にくれていたところ、道の先から先ほどの女性がこちらに向かって上がって来ました。
「下りていたら、片方だけアイゼンが落ちていたから持ってきたの。これをつけて」
そして、私が左足にアイゼンを装着するのを見届けてから、先に降りて行かれました。
その後片方の足に力が入り、スムーズに下山でき、なんとか日が暮れる前に登山口からの最終のバスに乗って帰ることができました。
あの時の女性が戻って来てくださらなかったら、どうなっていたか。心からお礼が言いたいです。
本当にありがとうございました!!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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