ジョギング中に転倒し「痛い」 女性からの心遣いにも逃げるように走り去った私(鹿児島県・40代女性)
親切にされたのに、パニックになって思わずその場から去ってしまった。
お礼を言ったのかも、はっきり覚えていない。
それでも、長い間心の中に刻まれた気持ちはそのままでした。
<Nさん(鹿児島県・40代女性) からのおたより>
約10年前のことです。夫の仕事の都合で長崎県対馬市に転勤になりました。減量のつもりで、空いた時間にジョギングして過ごしていました。
ある日、ジョギング中に転倒。私は「痛いな」と思って顎を触ると出血していました。近くにいた年配女性が「使って良いよ」とハンカチを渡してくれました。
私は「自分に何が起こったのか、顎から倒れるなんて恥ずかしい」とパニックになり、ハンカチで顎を抑えたまま逃げるように走りました。
その後「返さないといけない、でも誰だか分からない。血もついて返せない。何より私はお礼も言ったのかな?」と、記憶も曖昧で、悩んだ末にハンカチを捨てました。
ごめんなさい。でも
顎から転倒した原因――それは後で分かったのですが、私がテンカンだったからです。当時は知らずに過ごしていました。
ハンカチを渡してくれた長崎県対馬市厳原町の女性、ありがとうございます。
ジョギングをすると発作の回数が増えるので、もう止めました。
勝手ながらハンカチも捨てました。
ごめんなさい。でも、あなたの優しさは今も大事に残っています。
今になりましたが御礼を伝えます。届いていると良いです。ありがとうございます。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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