給食でおなじみ「さかなっつハイ!」40周年の感謝をイワシへ 子供たちの人気者・かわちゃん作の歌も発表
イワシはどっちを向いて泳ぐ?
「イワシにありがとうフェス」では、「イワシの日」に合わせて公開されたオリジナルソング「さかなっつHigh!?弱くて優しいヒーロー?」(作詞・作曲:かわちゃん)のMVもお披露目された。
MVでは、「さかなっつハイ!」のイメージキャラクターである赤い蝶ネクタイを付けた黄色い小魚「さかなっつくん」と一緒に、黄色い「さかなっつくんなりきりTシャツ」に身を包んだ子供たちが軽快なダンスを披露。
「ハイ! ハイ!」と合いの手を入れながら踊りだしたくなるパートもあれば、聞き入ってしまうようなパートもあり、そして全体を通して元気づけてくれる1曲だった。
「イワシにありがとうフェス」では空欄ありの歌詞カードが用意され、参加した子供たちはこれを埋めるために真剣に耳を傾ける。この歌の歌詞に含まれる「基本右向きに泳ぐっす♪」といった、カタクチイワシの豆知識は、彼らの頭に刻みこまれたことだろう。
ところで......このイベント、なぜ「イワシにありがとうフェス」なのか?
実は、雨じゃなければ、小魚のゆりかごとなる藻場(もば)を増やすために沿岸の海底に有機肥料を投入する「施肥」を見学する予定だったのだ。
今回は「施肥」の実施は無かったが、フェス冒頭にMCから解説を行った。施肥は後日、東洋ナッツ食品の担当者が漁師と共に行うそうで、その際に使う肥料袋に、フェスの参加者が描いてきていたイラストを貼り付けるという。
施肥は、水中や海底付近の栄養分が増やし、イワシなど小魚の成長や増加につながると考えられている。神戸・須磨では昨年から定期的に行われているんだとか。
フェスに参加した子供たちが大人になるころ、須磨の海はどうなっているのだろう?