キュウリ付き釣り竿が狙う〝獲物〟に1.7万人興味津々 民話のふるさと・遠野にて...「入れ食いだったらどうしよう」
求ム!カッパ目撃情報
遠野市観光協会によると、カッパ捕獲許可証は、2004(平成16)年から発行されている。
現在、2種類の許可証があり、ノーマルバージョンは1枚220円(税込み)。遠野市観光協会、遠野伝承園、オンラインショップ「遠野時間@Shop」で販売されている。
また、氏名・住所・顔写真入りの現地限定バージョンもある。こちらは1枚940円(送料税込み)、遠野市観光協会のみで発行される。
顔写真入りのカッパ捕獲許可証とは、なかなか渋い。5年連続で更新すると、ゴールドカードとなり、売店などでお土産購入が割引となるなどの特典もあるそうだ。
ところで、カッパ捕獲を試みるいつきさんは、気になるポスターの画像も投稿していた。
「カッパを探しています」というメッセージと、何やら心惹かれるイラストが描かれたポスターだ。
「1975年中旬頃、遠野市附馬牛町の猿ヶ石川で発見されて以来、遠野市ではカッパが目撃されていません。カッパの目撃情報を求めております」とも、記されている。
このポスターを発行しているのは、先ほどから何度も出てきている「遠野伝承園」。
電話して詳しく尋ねてみることにした。
「1975年に目撃されたのは、事実ですか?」――記者がそう尋ねると、「その目撃情報をもとにイラスト化されております」という答えが返ってきた。
カッパを目撃したという市民への聞き取りをもとに、宮城から遠野を訪れていた洋画家の多田祐子氏に依頼し、モンタージュが作成されたということだ。
ポスターのなんとも味のあるイラストが、そのモンタージュらしい。
信じるか信じないかは、あなたしだいだが......。
ところで「遠野伝承園」には、カッパに関するお土産グッズも販売されている。
一番人気は、「はむかっぱ」だそう。
「はむかっぱ」とは、ハムスターとかっぱを組み合わせたキャラクターグッズ。緑色のハムスターが甲羅を背負い、キュウリを持っている。非常にキュートである。
遠野に行ったら、カッパは釣れなくても、「はむかっぱ」は忘れずにゲットしておきたい。
わたしは今日もまた
— いつき (@eki_itsuki) September 13, 2025
遠野でかっぱを釣っています pic.twitter.com/s9B8oAgnZj