困惑の「あんこラーメン」食べたら...新たな扉が開いた 蔦×榮太樓の〝異色コラボ〟が日本橋三越に登場中
出てきた
いや、入ってた。
つけ汁の中に、がっつりあんこ、入ってた。
いや、そもそも店員さんは「あんこの入ったつけ汁」って言ってはいたのだ。でも、麺にがっつりあんこが添えられていたから、「聞き間違えたのかな?」と思いこんでいた。でも、マジで入ってた。
あんこの入ったつけ汁か~~~~~。どうなんだろう? 麺と絡めて食べてみる。不思議なことに......違和感が全くない。
最初は結構スパイシーな坦々つけ汁の奥から、じっくりとあんこが顔を覗かせてくる。しっかり甘い。違和感ないどころか、むしろこのあんこのおかげで、スパイシーさが和らいでいる気がする。
スープを飲んでみると、さっきよりさらにあんこの味は強く感じられるが、絶妙にマッチしている。あんこ、お前、こんなところでも輝けるのか......!
辛い物があまり得意ではない記者にとっては、麺に添えられていたお口直しの「榮太樓あんこ(ぬちまーす塩付き)」もかなり重要な存在だった。
これのおかげで、口の中が辛さで支配されて味が分からない......なんてことにならず、美味しく食べ終わることが出来た。
今回の連動企画のコラボメニューでは、「麺菓和合 餡子担々つけSoba」だけでなく、二種の中華麺と二種のつけ汁が楽しめる豪華バージョン「麺菓和合(めんかわごう) 御膳」(税込4950円)も提供されている。
Japanese Soba Noodles 蔦の運営会社「蔦の音」はこのコラボラーメンについて、プレスリリースで次のように表現していた。
「伝統のあんこ、新時代の中華麺と出会う――」
「榮太樓總本鋪の老舗あんこと『Japanese Soba Noodles 蔦』の進化系トリプルスープが、今までにない"甘×旨味"のつけ麺体験を生み出しました」
確かに、今までにない体験だった。
ラーメンとコラボすることで、さらなる才能を開花させたあんこ。記者は、感動してしまった。皆さんもぜひ一度、試してみてほしい。
「夏のあんこ博覧会」は6月30日までの開催だが、こちらのコラボメニューの提供は7月1日まで。