21年の歴史に幕を下ろす日...ゲームセンターに隠されていた〝手紙〟に6.1万人感涙 「粋なことしやがる」
ゲームセンターにしかない出会いが、ある
ネーブル西宮店は、利用者の皆さんに深く愛されていたようだ。閉店を告知するポストには、「中学時代から長年お世話になっておりました。」「長らくお世話になりました、ありがとうございました!」「高校生活の思い出の大切な1つでした 今までありがとうございました」など感謝のリプライが数多く寄せられていた。
また、最終営業日にメッセージを伝えにきたのは、手紙を潜ませていった人だけではない。
投稿によると、手紙や寄せ書き、差し入れのお菓子やぬいぐるみなど、いくつものプレゼントが手渡されたという。
きっとそれぞれがこの店で、素敵な思い出を作ってきたのだろう。〝中の人〟が「ガチ説教」をしたことがあるという人からも、かわいらしいくまのぬいぐるみが贈られたという。ゲームセンターという場所はただの「店」ではなく、人々が出会う「遊び場」なのだ、と感じさせられるエピソードだ。
〝中の人〟も、21年間の営業の中で様々な出会いを体験してきたようだ。投稿で、こんな思い出を振り返る。

「一度だけゲーム大会しながらラクガキとか描きあって騒いでいたのも楽しかったな。とても、見せられる絵でも内容でもないが。ゲームセンターで交流しながらの楽しみの醍醐味なんよ、家ゲーでは出来ない、妙なテンションで楽しむ雰囲気もね」(画像はネーブル西宮店X公式アカウントの投稿より)
もちろん楽しいことだけでなく、マナーの悪いお客さんに対応したり、筐体を運ぼうとして破損させてしまったりと、苦労も多々あったそう。
そうした苦労も含めて、〝中の人〟は
「ゲーセンで働いて皆様のお陰で幸せでした」
と、深い愛情を綴っている。

2024年4月に帝国データバンクが公開した情報によると、10年前と比較して、ゲームセンターの店舗数は8000件近く減少。2023年度には、倒産・休廃業などが発生したゲームセンターの数が過去5年間で最多の計18件に及ぶなど、減少傾向が続いている。

ネーブル西宮店の中の人は「ゲームセンターが少なくなっていく理由はわかっているけど、そこは語らん!」と呟く。
ただ、ゲームセンターでしかできない経験、ゲームセンターで遊ぶことでしができない思い出というものがあるという。
「ゲーセン行け! 楽しめ! 何年後かにすげー美味い酒呑めるぞ、ゲーセン行くだけでな!楽しめ!」(ネーブル西宮店Xアカウントの投稿より)

読者の皆さんの中は、昔はゲーセンに通っていたけれど最近はご無沙汰しているという人も、足を踏み入れたことがない人もいるだろう。
そんなあなたはこの機会に、地元のゲームセンターへ遊びに行ってみるのはどうだろう。
その場所でしか体験できない新たな出会いや発見が、きっと皆さんを待っているはずだ。
ゲームセンターでの思い出、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆さんの「ゲームセンターでのいい思い出」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
筐体清掃してたら、機械の陰から発見。
— ネーブル西宮店@21年間ありがとうございました (@gameneeburu1) June 15, 2025
うん、卑怯やん。
持ち帰らせて、見物しながら美味い酒を呑みます。
ありがとうございます! pic.twitter.com/5DfVpXrZip