夫の暴力に耐えかねた妻は、幼い息子たちを連れ川の中へ... 3人の命を救ったのは「牛が鳴くような声」

青森県在住の50代男性・Iさんは幼いころ、見知らぬおばあさんに命を救われた。
その日、Iさんは母に誘われ、散歩に出かけた。
しかし、母が目指していた場所は......。

<Iさんからのおたより>
私が4歳の頃の、ある晴れた日。母から「今日は天気がいいからお散歩しようか」と言われました。
母は家業の手伝い、家事と子育てで忙しかったのでそれは珍しいことでした。
ふたつ年下の弟を背負った母と手を繋ぎ、幼稚園で習った歌を歌いながら「ねえねえお母さんどこまで行くの?」と聞くと、「いいところだよ、帰りにお菓子買ってあげるね」と言われさわぐ私。弟は母の背中ですやすや眠っていました。