「花火大会の大混雑でベビーカーを押してた私。近くのヤンキーが睨んできてると思ったら...」(栃木県・40代男性)

栃木県在住の40代男性・Nさんは2023年の夏、家族と一緒に花火大会に遊びに行った。
幼い子供を2人連れていたので、混雑しすぎないうちに早めに帰ろうと思っていたのだが......。

<Nさんからのおたより>
2023年の7月、妻と私、4歳と1歳の子供の4人家族で、栃木・小山の花火大会に行ったときのことです。
道路が混むので車は使わず、電車に乗って現地へ赴きました。
ヤンキー風の人物が大声で叫んだのは...
花火が終わる頃には駅が混むので早めに帰路に着いた私たちでしたが、既に駅は混雑。駅に入ることもできません。
妻は4歳の子と手を繋ぎ、私は寝てしまった1歳の息子をベビーカーに乗せて押しながら、20分は混雑の中を歩きました。
ベビーカーのため、歩行者より前に進むことができず、妻たちとも離れてしまいました。
途中、赤ちゃんが熱中症にならないように手で扇いでいたら、近くにいた高校生くらいの子が「これ使ってください」とうちわを差し出してくださりました。
感謝をして受け取り、それを使って扇いでいると、前方にいたヤンキー風の人がこちらを見てきて......。

睨まれている、と思った私は、ベビーカーが足に当たってしまったのかと考えたのですが、その人は大きな声でこう叫びました。
「ここに赤ちゃんいるから、前開けて~。通してあげて~、熱中症になっちゃうよ~」
それから私は1分もしないうちに駅のエレベーターまで行き、妻たちとも合流することができました。
あの場所でうちわをくださった方、道を開けてくれた大勢の皆さん、そして、声を出してくれた方に、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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