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「夫の赴任先で初めての育児に奔走していた私。泣き止まない赤ちゃんをベビーカーに乗せて連れだしたら...」(千葉県・60代女性)

Jタウンネット読者

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2025.03.14 20:30
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千葉県在住の60代女性・Nさんは30年ほど前、夫の赴任先だった高知に住んでいた。

そこで初めての子育てをスタートさせたのだが、わからないことばかり。

泣き止まない娘と一緒に、自分まで泣き出しそうな時もあって......。

慣れない土地で、初めての子育て(画像はイメージ)
慣れない土地で、初めての子育て(画像はイメージ)

<Nさんからのおたより>

関東で育った私は、夫の赴任先の高知県で初めての育児をしました。

実家も遠く、初めての子供で何もわからず、当時は必死でした。

「赤ちゃんって...」

長女がまだ生後4か月の頃、黄昏泣きというのでしょうか、夕食の準備をしなければならない時に限ってよく泣いていました。

その日もそうで、私は途方にくれて、私まで一緒に泣き出しそうな気持ちで、娘をベビーカーに乗せ近くの小さな公園に連れ出しました。

その時、小学校低学年くらいの女の子が近付いてきて、泣いてる我が子を覗き込んだのです。

そして、土佐弁でこう言ったのでした。

「赤ちゃんって、泣いて大きくなるがね」
小学生の女の子が...(画像はイメージ)
小学生の女の子が...(画像はイメージ)

その言葉に、私は「そうだよね、そうやって大きくなるんだよね」と納得。

こんな小さな女の子もわかっていることなのに、自分の視野はどれほど狭くなっていたのか......と、肩の力が抜けたのを覚えています。

あれから、早30年。育児だけでなく人生色々とありました。

これからも困難は続くと思いますが、あの時、私に大切なことを教えてくれた女の子の言葉は、いつも心のなかにあります。辛かった私を救ってくれた、大切な言葉です。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージメール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)

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