「通勤ラッシュ時に狭い道で車が脱輪。後続車みんなは迷惑そうに追い抜いていったけど...」(大阪府・30代女性)
大阪府在住の30代女性・Tさんは、結婚を機に引っ越しをした。
そしてその土地に馴染む間もなく、近所で働き始めることに。
土地勘もなく、頼れる人もいないそんな中、混雑する道で脱輪してしまい......。
<Tさんからのおたより>
数年前の7月、結婚を機に引っ越してすぐ、新居から車で20分ほどの職場で働き始めた。
1週間ほど経った頃、朝の通勤時にナビが示す道より1本早く左折し、見知らぬ道に来てしまった。元の道に戻ろうとしたが、道は狭くなるばかり。
対向のバスを避けようと左に寄った時、左前輪が側溝に脱輪。とりあえずハザードランプを焚いたが、通勤で一番混雑する時間帯なので、後続車はみんな迷惑そうに私の車を抜いていって......。
土地勘もなく、頼れる人もなく...
土地勘もなく、誰を頼ればいいかも分からない。
パニックになりかけたその時、1台のバイクが止まり、男性が降りてきた。
「大丈夫ですか?僕が外から見てるので、言った通りに操作してください」
そう声をかけてくれた。そして、近くの団地からブロックを探してきてかませてくれたり、「熱中症が怖いので車内にいてください」と気づかってくれたり......。
私が指示通りにハンドルを切ったりアクセルを踏んだりしてもうまくいかないことが分かると、運転席を交代してくださって、やっと脱出できた。
その後、男性は笑顔で「気をつけていってらっしゃい!」とだけ言って走り去ってしまった。
バイクのナンバーを覚える余裕もなく、お礼も言えず終わってしまったが、これから住むその地域に希望を見出せた。
この場をお借りして言わせてください。ありがとう。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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