これが〝呉爾羅〟か 紅葉と古民家、そして...逃げ出したくなる迫力に5.2万人感服「これぞ日本の原風景」
2024.12.21 11:00
写真映えという「下心」は消滅
タケさんがゴジラと遭遇したのは24年12月初旬。福岡県筑前町の安の里公園でのことだった。
同園では11月3日に、筑前町の毎秋の地域イベント「ど~んとかがし祭り」を開催。ゴジラは、そのシンボルとして制作された「巨大わらかがし」(藁で作った大きなかかし)だ。
2015年から毎年異なるデザインで作られていて、今年は2023年公開の映画「ゴジラ-1.0」をモチーフにしたデザインだという。
過去にも何度か巨大わらかがしを見に行っていたというタケさんは、「紅葉と古民家とわらゴジラの組み合わせは映えるだろう」と現地を訪問。そこで待っていたのは、予想を超える光景だった。
「実際に見ると写真映えという『下心』は消えて、巨大なゴジラ像を作った方々の技術力やチームワークに感嘆するとともに、素材が藁ということもあって紅葉や古民家、田畑と違和感なく調和した風景に素直に心打たれました。
『日本の原風景』とのポストはそういう気持ちを表しています」(タケさん)
それにしても、なぜゴジラ? 記者は16日、筑前町にも話を聞いた。