レモンを無駄なくギュッとするには? Xで話題の〝X切り〟に5.5万人の目からウロコ
柑橘類は「X」に切るといい――。2024年12月1日、Xにそんなポストが投稿され、話題になっている。
Xに切るとは、こういうことである。
レモンの写真にドン! と「X」状に点線が入っている。
レモンを四等分にしようと思ったら、レモンを写真のようにまな板に置いた後、「十」のように切る読者も多いかもしれない。
しかし「X」で切れば、「全てに断面が出てきれい&絞りやすい!」というのだ!
投稿主は、「お粥研究家 鈴木かゆ」(@kayu_szk)さんが「柚子、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、すだち、かぼす......柑橘類全般、無駄なくギュできます どこで誰に教わったのか忘れてしまったけれど、いつかわたしに教えてくれた人ありがとう!」と続けたこの投稿には、5万5000件を超える「いいね」(12月4日時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「教えていただいた通りにカットしてみたのですが、正直かなり押しやすかったです」
「柑橘類をより効率的に使える素晴らしい技ですね果汁も無駄なく搾れそうです」
「コレを『X』で紹介しているのが、またシャレオツ」
この「X字切り」のことを知ったのは、いつ頃からだったのか? 実際に活用してみた感想は? Jタウンネット記者は、投稿者・鈴木かゆさんに話を聞いた。
おかゆに絞るとバツグンの美味しさ!?
鈴木かゆさんは、『ととのうおかゆ365日』(KADOKAWA)の著者で、24時間おかゆのことを考えている人だという。
鈴木 かゆ 日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日
X切りされた柑橘類も、おかゆに存分に活用しているようだ。
「実はおかゆと酸味の相性は抜群で! おかゆによ~~~く使います。梅干しとおかゆと同じ仕組みで、酸味がお米の甘みを引き立ててくれるのです」
「鶏粥にレモン、里芋のおかゆに柚子、魚系のおかゆにはすだちなど、おすすめです。おかゆの蒸気にのって香りがふわっと華やかに広がるのも、おかゆならではの魅力のひとつです」(「お粥研究家 鈴木かゆ」さん)
そんなお役立ちのX字切りとの出会いは、投稿の通り忘れてしまったという。「たぶんここ3年くらいのことだと思います。飲食店の方に教えていいただいたような......」と、鈴木さん。
「あまりにも簡単なちょっとしたコツなので、気がついたら自分の習慣になっていました」(鈴木かゆさん)
それでも、初めてX字切りをやってみた時の感動はよく覚えている。
「特別な道具も使わずに切る方向だけでこんなに便利になるなんて! と感激しました。 よく絞れる理由は、Xに切ることでちょうど柑橘の房の全てに刃が入り、表面に断面が出るからですよね、柑橘の構造を立体で頭に浮かべて、納得&感動しました!」(「お粥研究家 鈴木かゆ」さん)
Xの反響の中では、「ネーブルはこの切り方が一番」「チューハイが更においしくなるうぅ」といった指摘が印象に残ったという。
芋焼酎にレモン、今度ためしてみよう! と思ったのは、記者だけではない......はずだ。