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「あるだけのご飯をおにぎりにして」 父の〝無茶なお願い〟を叶えてくれた...名も知らぬ食堂に伝えたい「ありがとう」

Jタウンネット読者

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2024.11.08 22:00
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おにぎりを持って帰りたかった理由

断られて当然です。

次のお客様の分のご飯がなくなるのでお店側も困りますよね。

しかし父が、そんなお願いをした事情......今から神戸に帰るので、淡路阪神大震災で被災している人達に持って帰ってあげたいということを伝えると、店主は「分かりました」と。

あるだけの白米を、全ておにぎりにしてくれたそうです。

無茶なお願いにもかかわらず...(画像はイメージ)
無茶なお願いにもかかわらず...(画像はイメージ)

父がお代を払おうとしたら店主は「いらないです」と受け取らず、おにぎりを提供してくれたそうです。

それから4年後の1999年、父は60歳で他界。どこのお店かも聞けないまま......。

お店の名前だけでもわかれば、今からでもお礼を言いに行きたい気持ちでいっぱいです。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、抱えていませんか?

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている――。そんな人も、読者の中にいるかもしれない。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

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(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談内の場所や固有名詞等の情報を、プライバシー配慮などのために変更している場合があります。あらかじめご了承ください)

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